XACK DNSの機能
権威機能、キャッシュ機能、フォワーダー機能に加え、View機能や各種攻撃対策、
統計情報の表示など数多くの機能を搭載しています。
BINDをはじめXACK DNS以外のDNS製品との併用、ゾーン転送も可能です。

権威機能
- マスター権威ゾーン回答
- スレーブ権威ゾーン回答
- ゾーン転送と更新通知(AXFR、IXFR、NOTIFY)
- TSIG機能によるDNSサーバーの認証
- DNSSECとそのリソースレコードに対応

キャッシュ機能
- キャッシュ機能(フルリゾルバー機能)
- DNSSECとそのリソースレコードに対応
- NXDomainとNoData応答を一定時間キャッシュして権威サーバーへの負荷を軽減(ネガティブキャッシュ機能)
- NXDomain応答の場合にサブドメイン名に対してNXDomain応答する機能(ネガティブサブドメイン応答機能)
- NoError、NXDomain応答以外を返した権威サーバーの一時的な閉塞(フェイルNSキャッシュ)
- RPZ(Response Policy Zone)による特定ドメインのブロッキング
- ローカル名前解決(test/localhost/invalid)

フォワーダー機能
- 転送機能
- retry-next方式
リトライを含めた送信ごとに次のサーバーに転送 - ラウンドロビン方式
リトライは同一サーバーに送信し、次のパケット処理は次のサーバーに転送 - primary-secondary方式
常に選択中のサーバーに転送。指定回数リトライしても無応答の場合に次のサーバーに転送
- クライアントIPアドレス、問い合わせゾーン名、RD値によって転送対象、転送先条件を指定

共通機能
- View機能により仮想サーバーを起動し、クライアントごとに権威、キャッシュ、フォワーダー機能を切り替えて処理
- 送信元IPアドレスによるアクセス制御
- EDNS0対応(最大4096byte)
- クライアントの送信元IPアドレスがIPv4の場合に応答からAAAAレコードを削除して応答(AAAAフィルタリング)

各種攻撃対策
- DoS/DDoS攻撃対策(受信制限機能)
- DNSキャッシュポイズニング対策(ソースIP、ソースポート、トランザクションIDのランダム化)
- DNS Amp攻撃・リフレクター攻撃対策(Response Rate Limit)
- NXNSAttack対策(NSアドレス制限機能)

ゾーンファイルサポート対象の
リソースレコードタイプ
- A、AAAA、NS、SOA、PTR、MX、NSEC、DNSKEY、NSEC3、HTTPS、他多数

ゾーンファイルサポート対象のディレクティブ
- $TTL、$ORIGIN、$INCLUDE、$GENERATE

内外部ドメイン検索機能
(Swing機能、CNAME解決機能)
- 社内の内部ドメインを社内DNSサーバーに問い合わせてNXDomainでCNAMEレコードのみ受け取った場合、CNAME先のドメインに対してインターネット上で名前解決を試みる機能
- 内部用、インターネット用のキャッシュサーバーを1台に統合可能
- 詳細はこちら

運用・保守
- 各種運用コマンド
- 各種設定ファイルの動的再読み込み
- 各種ログ出力
- ゾーン情報に関する3つの統計情報
- コマンド実行時点でのデータタイプごと、リソースタイプごとの統計情報
- 一定時間ごとのプロセスに関する統計
- リソースレコードのTTLごとの登録個数
各機能の詳細については、製品資料で図解とともに紹介しています。
お気軽に製品資料リクエストよりご連絡ください。
BIND移行支援ツール

- 大規模システムの大量ゾーンも容易に移行
- BIND設定ファイル(named.conf)からXACK DNS設定ファイル(dnsd.conf等)への変換ツールを無償提供
- ゾーンファイルのBIND互換をサポート
- BINDのView機能に相当する機能をXACK DNSにも搭載し、スムーズな移行を実現
- 煩雑なBINDの設定から、分かりやすいXACK DNS設定ファイルに変換
- ゾーンファイル署名は、BINDで使用しているファイルをそのまま使用可能
機能カスタマイズ例
01.
ゾーン情報のDB連携(ゾーン情報をSQLで管理している場合)
02.
各種OSSを利用した外部への通知(SNMP対応/syslog対応)
03.
クライアント制御のための応答編集機能
XACK DNS Managerの機能
DNSサービスの「運用をシンプルに」「誰でも管理しやすく」を目指した、
直感的なブラウザ操作・日本語対応のXACK DNS管理ツール。
XACK DNSの冗長構成の一元管理、DNSSEC鍵管理、入力値のリアルタイムチェックなど、
お客様の効率的な運用をサポートします。

一元管理
- XACK DNS Manager1台でXACK DNS全台を一元管理(起動、停止等)
- 各種コンフィグの設定・リロード

DNSSEC鍵管理
- 画面上でDNSSEC鍵を生成、管理する機能
- ゾーンファイル署名をゾーン更新時に自動で実施し、署名漏れを防止
- DNSSEC鍵の自動更新、ゾーンファイル署名の自動更新に対応
- 自動更新の結果を画面上のログで確認

運用サポート
- 入力チェック機能(ヒューマンエラー防止)
- 複数人同時利用が可能(排他制御により設定の衝突を防止)
- ユーザーごとの細かな権限設定
- XACK DNSへのテストクエリー送信
- 各種ログ、統計情報表示
- 設定ファイル自動バックアップ/リストア
XACK DNSの機能
HTTPS、NSEC、DNSKEYほか多数のRRTypeをサポートし、権威機能、キャッシュ機能、DNSSEC鍵更新、View機能など数多くの機能を搭載しています。
XACK DNSでDNSホスティングを実現する「XACK DNS Zone Editor」、キャリアENUM標準に準拠した「XACK ENUM」の機能も紹介しています。

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