XACK ENUMの機能
国内標準規格のJJ-90.31v5(ENUM)JJ-90.32v4(DNS)に準拠し、通信事業者の
厳しい機能要件・性能要件に合格し、数々の大規模システムに採用。
権威機能、キャッシュ機能、フォワーダー機能の連携で、ENUM/DNSベースの
あらゆるIP相互接続と加入者情報管理を実現。

権威機能
- JJ-90.31 キャリアENUM、JJ-90.32 DNS相互接続共通インターフェースに対応
- 応答内容のテンプレートを電話番号帯ごとに設定して番号管理を効率化(テンプレート機能)
- 加入者情報DBへの億単位の電話番号収容
- 加入者情報受信機能(ファイルIF、SOAP IF)によるポートイン、ポートアウト情報の連携
- 権威機能間の加入者情報リアルタイム同期

キャッシュ機能
- JJ-90.31 キャリアENUM、JJ-90.32 DNS相互接続共通インターフェースに対応したフルリゾルバー機能
- クエリー送信方式の選択(ラウンドロビン、優先選択、同時送信)
- 送信先サーバーの閉塞機能(手動/自動閉塞)
- 他網から得たポートイン番号を自網権威サーバーに再度問い合わせる機能
- 番号ポータビリティー対象外番号への応答(キャッシュサーバーテンプレート機能)
- キャッシュ削除/情報出力機能

フォワーダー機能
- JJ-90.31 キャリアENUM、JJ-90.32 DNS相互接続共通インターフェースに対応
- NAPT機能(プロキシー機能)
- クライアントの送信元IPアドレスごとに転送先を指定
- クエリー送信方式の選択(ラウンドロビン、優先選択)
- 指定した電話番号帯のみ転送する機能
- 自網、他網クライアントごとに応答内容を変更(REGEXP編集、TTL値変更、ドメイン変換、PREFERENCE値変更)
- 転送先サーバーの閉塞機能(手動/自動)

共通機能
- 送信元IPアドレスによるアクセス制御
- EDNS0対応(最大4096byte)
- 冗長化(Active – Activeなど)

各種攻撃対策
- DoS/DDoS攻撃対策(受信QPS制御機能)
- DNSキャッシュポイズニング対策(ソースIP、ソースポート、トランザクションIDのランダム化)
- NXNSAttack対策(NSアドレス制限機能)

ゾーンファイルサポート対象の
リソースレコードタイプ
- A、AAAA、NS、CNAME、SOA、WKS、PTR、HINFO、MX、TXT、SRV、NAPTR、SPF

ゾーンファイルサポート対象のディレクティブ
(JJ-90.32 DNS機能として)
- $TTL、$ORIGIN、$INCLUDE、$GENERATE

運用・保守
- 各種運用コマンド
- 各種設定ファイルの動的再読み込み
- 各種ログ、統計情報出力
各機能の詳細については、製品資料で図解とともに紹介しています。
お気軽に製品資料リクエストよりご連絡ください。
機能カスタマイズ例

既存システムの巻取りや外部連携に必要な機能
- 特定クライアントへの応答時、REGEXP部を編集する機能
- 送信元IPアドレスごとに転送先を指定する機能
- 対向サーバーごとに送信元IPアドレスを指定する機能
- 他事業者の応答より、ポートインユーザーの場合に自社で所持するポートイン情報を使って応答する機能

使用状況確認、統計情報向け独自ログ
- 送信元IPアドレス/送信先IPアドレス/またはそのペア毎に、QTypeやRDフラグ等で細分化された問い合わせ数と応答数を一定間隔でログ出力
- 受信したSOAPリクエストとそれに対する応答内容をログ出力
- 各カスタム機能の実行時に機能実行履歴がわかるログ出力
XACK DNSの機能
HTTPS、NSEC、DNSKEYほか多数のRRTypeをサポートし、権威機能、キャッシュ機能、DNSSEC鍵更新、View機能など数多くの機能を搭載しています。
XACK DNSでDNSホスティングを実現する「XACK DNS Zone Editor」、キャリアENUM標準に準拠した「XACK ENUM」の機能も紹介しています。

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